[新入生必見]大学生活のやめとけ情報

はじめまして

無事に大学生活をスタートされた皆さん。大学をエンジョイ最中の皆さん。

 

突然ながら『マインスイーパ』をご存知だろうか? …そうそうマイクロソフトが開発した見えない地雷を回避するあのゲーム。

 

大学進学時点でマインスイーパーは始まっている。

 

実際、筆者は無知故に数多くの地雷を踏み抜いてきた。自由の代償には責任が伴うことを見抜けなかった。本稿では大学生がやらない方がいいことを紹介していく。現役4年のフレッシュな地雷警報なので「俺は大丈夫!」と思っていても流し読みで構わないのでぜひタワーオブテラーの昇降する前の富豪ジジイの声程度に魂の忠告を読んでいただきたい。

 

筆者スペック表

  • Fラン現役4年
  • 150万円の借金を抱える▶︎フル単しながら完済
  • あと2単位落としたら留年。GPAは1.1

まずは本稿に説得力を持たせるために上記の通り簡単な自己紹介となる。自身は要領が悪く、CPUでいうところのIntel Celeronウイイレなら☆☆ぐらいといったところ。反面教師として蛇足がない。

 

本編:やめとけリスト

 

1.必修を落とす

これはダメ。確実に痛い目を見るだろう。まず取り直すことの面倒さ。さらには知らない下級生と共にする90分の居心地の悪さが襲う。隣にどデカいおっさんが載ったエコノミー席くらい居心地が悪い。特に言語系の少人数クラスを取りこぼすと精神的ペナルティには覚悟が必要だ。

頼むから俺だけ敬語やめてくれ

 

2.公営ギャンブル

個人的にオススメできない理由として私が100万円を超える負債を抱えたからである。公営の恐ろしい所は自分でレートを選び放題なところ。一撃狙って大勝負したり次のレースで捲ろうとして爆死ということが起こりやすい。やるにせよ、のめり込まなければ筆者のようにはならないので節度は守ろう。

他のギャンブルとしては友人と連れ打ちでパチンコパチスロは全然OKとは思う。ただし一人で行き始めたら黄色信号。どうしてもパチ屋に行きたい人は最低限『期待値』を意識して打つか帰るか決めよう。負けにくくなるので。

※当ブログでは扱いがないので調べてみてね

 

3.就活を意識しなさすぎる

就活はある程度気にしておいた方がいい。特に2年後期と3年時。特にFラン学生が苦戦するのが『学生時代チカラをいれたこと』をどんな企業でも必ず聞かれること。現に筆者は学生時代は尻の穴くらいにしか力を入れなかったのでかなり苦戦した。何か一貫して積み重ねたものを準備しておこう。

  • インターン1社は出ておく
  • 頑張ったことを作る
  • 単位は余裕残しで仕上げる

 

4.一限を入れる

まず、一限を落とさない学生は相当な勤勉さが必要となる。高校時代、当たり前に朝8:30に登校していたとしても要注意だ。さらに一限をあえて取る学生は真面目な学生が多い傾向にあるため授業難易度も高い可能性がある。

 

最後に:3年から本気を出そう

これは皆さんを脅すための意識高い系文章では決してなく、私という反面教師が今年最後に学生たちに残すことのできるメッセージだと思って頂きたい。実践上、ある程度ミスっても

3年から本気を出せば瞬発力で捲れるケースが多い。そして出席回数などで落単が確定したとしても粘り強く教授にアタックしよう。彼らも人間であるから赦しを頂けることもある。私は8単位分を超過した欠席回数で勝ち取ったレコードホルダーである。皆さんは筆者のような地雷を踏み抜かないよう祈り、ここに筆をおきたいと思う。

就活とかいうカルト文化に出くわした話

大学3年 冬

いつも通り授業を終えると貴重な休み時間を喫煙所への往復時間で費やしていた。スマホで大学のポータルサイトを眺めると足りない単位たちがくゆらせた紫煙の間を縫ってこちらを覗いている。悲しいことにまぁここまではいつも通りなのだが何かが違う…

いつものイケイケな喫煙所でタムロしていた連中の様子が何か変だ。

 

「ん?なんでスーツ着てんだ?」

異変に気づいた。8番出口だったら速攻引き返していたと思う。しかも皆爽やかなセンター分けなのだから驚いた。

 

さらに、次のクラスで学友と顔合わせすると

「就活どう?」突然問われた

「シューカツ?」

完全に異世界に行ってしまったもんだと思った。…というか4年生からやるもんだと思ってた。つまり何人かスーツを着てたのはそういう事らしい。詳しく聞くとインターンに行き、会社説明会に参加して履歴書を書いて面接で内定を勝ち取る、これが就活のようだ。

 

後日、俺は謎の焦燥に駆られて早速就活始めた。インターンの時期は終わっていたのでエージェントを使って紹介してくれた会社の説明会へ出席した。説明会は特に問題なく開始され、手馴れた口調の人事が話し始めた…その瞬間だった。

 

「ブンブンブンブン!!」

 

スーツを着た参加者たちが一斉に口角を上げて首を縦に振って頷き始めたのである。こいつら全員メタルバンド経験者なのかと目を疑ってしまった。「何これ宗教じゃねえの?」と本気で思った。就活じゃなくて宗活のほうに来たのかと思ってしまうがこれがテンプレみたいだ。

その刹那の数秒にして少数派へと変容した自分、気づけば笑顔で頷いている自分がいた。あぁなんと弱い人間なのだろう。しかし、これを習得して始めて登竜門は開かれるのだ。

 

驚く間も与えずに人事が続けた

「皆さんの就活の軸はなんですか?」

こいつカマしやがった。職業選択の自由が担保されている日本においてそんなものが必要なのか。そもそも労働の対価として得る賃金の他に就職の価値はあるのだろうか?

一人、二人と即答するので三番手に当てられてしまった。

「えー…協調性です。」何とか絞り出した。

「協調性ですか!どんな業種でも大切ですよね!」人事はフォローしてくれた。なるほど、これが適材適所だなぁ。

そして無事に説明会を終えた。これが全国各地で行われているとしたらゾッとした。こんなカルトみたいな事、何社もやるのか…

 

翌週、そのまた翌週、そして今日、上半身だけスーツを着て遮光カーテンを解き放てばノートパソコンを開き、画面に向かって笑顔で相槌を打つ自分はそこにいた。

 

Fランパチンカスが解説、パチ屋との付き合い方

関東は本格的な冬の訪れ、皆さまはいかがお過ごしだろうか。近年、Fラン大生の生態に関する研究によれば冬季になるとコタツ代わりにパチ屋に入り浸るという。筆者もその一人であるのだがぬくぬくする度に財布が溶けていくのだ。恐らくコタツにしては熱すぎた。今回はコタツの有効的活用と題しパチ屋との付き合い方を学んでいこう。

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1.トイレとして借りる

都心の辺りではトイレを貸していないコンビニも多く普段、パチンコをしない人間にとってトイレを借りたい時にパチンコ屋は選択肢に存在しないだろう。大当たりに飢える猛獣のような連中の醜悪な小屋とでも考えているのではないか。しかし、何故かパチンコ屋のトイレはかなり綺麗なことで有名だ。綺麗さに損は無い。かの徳川将軍も黒漆をあしらった暖房完備のトイレを携帯したという。ぜひ王座に腰掛けた気分でうんこをするときはその財源を担う散っていったパチンカスに思い馳せて利用してほしい。

 

2.喫煙所としての利用

喫煙者にとって肩身の狭い時代それが令和である。喫煙所はそれほど多くないし寿命を縮める愚かな行為として咎められている。人間はいつ死に至るか誰にも分からないがこの世にタナトスがいるのなら恐らくその姿は煙草だろう。しかし、寿命を狭めても煙草を吸いたい人間も存在する。その1人として提案したいのがパチ屋の喫煙者利用である。夏も冬も汗も流さず震えず快適に使えてしまうのだ。しかしタコ負けした者の煙を浴びてはいけない。彼らのくゆらせた煙は突っ込んだ金のようにふわりと浮かび音もなく消えていく。それが自分まで負けた気持ちにさせるのだ。

 

3.遊戯する

ある男は知人と待ち合わせをしていた。しかし異常事態により待ち合わせの時間が遅れることになった。男はパチ屋に入った。「5000円チャレンジ」と男は自分にそう繰り返し待ち合わせの頃には2万円が消えていた。帰路で風を切った既得権益者の左ハンドルを眼前に彼は道を引き返した。

 

何が彼を許したのか。見えざる手の導きか、己の無力か…否、男は資本主義に牙を立てた。社会的立場という鎧を破り捨て漢は黄金騎士となりハマり台の牙狼を全てハンマーで叩き壊した。

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※詳しくはハンマーおじさんで検索

※一部フィクションを含みます。

 

以上が筆者の薦めるパチ屋の有効的活用法である。最近では「トイレのみでも御気軽にご利用下さい」と書かれたホールがあるほどだ。知らなかった皆さんは是非パチ屋を快適に利用して頂きたい。

ノスタルジーな下痢

突然だが皆さんは我慢ならないうんこに強襲を受けたことはあるだろうか。あの便意が攻撃してきた時の感覚はかなり耐え難い。体ではヤバいと感じても助けを求めようとも絶望のあまり言葉にアウトプットする余裕さえない苦悶、いや正確にはうんこはアウトプットされそうなのだが。

 

Fラン留年候補生3年目の俺は今年の春、初めて選挙というやつに行ってきた。つい最近選挙権を手に入れたのだ。鼻をほじりながら呪いのビデオを見てる場合じゃない。是非ともオトナの権利を行使してやろうと(親に行ってこいよって言われた)いうことで会場へと陣を進めた。

 

会場はたまたま自分の母校の小学校だった。せっかくなので当時の通学路を歩いていくことにした。十数年で言うのも生意気ながら懐かしかった。

 

ということで会場到着、体育館とご対面。その後特に時間もかからずに投票完了

 

せっかくなのでちょっと懐古しながら校舎まわりを歩いてみた。

校庭、ジャングルジム、そして導かれるように小さなメダカを飼育している池の前に辿り着いた。

 

水面は怪しい灰色の雲を揺らしていた。

おい待てよ、ここは…

 

 

 

…ブリブリブリブリブリブリブリブリ!

 

 

 

鮮明に覚えてる。

2012年 放課後 俺はここでランボルギーニのV8エンジン顔負けの暴発音と共に気になるあの子の前で下痢をもらした。その咆哮は俺の確固たる便意を洗いざらいぶちまけた。

拭えない過去に再会した。厳密には下痢も拭えなかったのだが。

 

うろたえた俺は訳も分からず友達と女の子の前で宣言した

 

「うんこしちゃったから帰るわ!」

 

小僧、うんこ漏らしたらトイレに行けよとツッコミたくなるところだがとにかく家に帰ろうと思った。きっと生物の帰巣本能とはこういう事なんだろう。

帰り道も3歩進む度に魔物がケツから顔を出そうとしてきやがる。だからなるべく衝撃を加えないように死にかけのリオレウスみたいにケツを閉めて足を引きずって帰った。

歩くほど追加で漏らしそうになる。「うっ」と悲痛な声を禁じえず通行人の視線が痛かった。

 

家に帰りうんこの処理に勤しむと神からの追い討ちのように親にバレて説教されたが生まれて初めて俺は人の痛みを知れたのかもしれない。

 

小学校の思い出は薄れたものが多くて凄くノスタルジーな感じがするがこの記憶だけは「リアル」だった。

 

 

 

 

なぜ単位を落とすのか

大学には大勢の学生がいて彼らの生態は大きく二分される。

それは「単位取れてるやつ」と「単位を落とすやつ」である。救いようのない筆者は後者である事は言うまでもないが留年はマズイので必ず前者へならなければならない。

そこで自戒、そして学生諸君への警告の意も込めて主たる敗因をまとめたいと思う。

 

1.起きない

鉄板にして王道、クズ大学生の金字塔。意識がないのだから仕方ない。では済まない

「アラームはかけていた」

高校生までは朝から学校だったのにも関わらず大学生になった途端朝に起きる事が困難になる学生は後を絶たない。睡魔に対する大学生の戦闘力は3以下であり、たまたま必修が一限に入れば死の宣告。彼らは皆虚ろな意識の中で自分の中の天使と悪魔のワルツを見ることになる。

 

2.ガイダンスに出ない

長期休み明けで初回授業に出損ねる、というのはよく起こりうる現象だ。これをすると初めから不利になる。まず注意喚起しておきたいのが「単位が取りやすい」いわゆる楽単授業と呼ばれる崇高な存在が一定数ある。対照に「絶対に単位取らせる気がないだろ」という授業もあり授業の概要を知らねば手探りで地雷除去をするようなもの。せめて探知機ぐらいは持っておこう。

学生は出席の要らない授業と聞いた瞬間には初めて炎を発見した原始人のように踊り狂う。

 

3.諦める

出席が足りない、テストを受けれなかった、まだ諦めるには不十分。

 

「あきらめたらそこで試合終了ですよ」

 

スラムダンクの金言を思い出してほしい。まだ教授に直接商談を持ちかけていないのではないだらうか。救済の可能性は授業次第。しかしダメ元で聞くのはタダ。単位の足りなさとプライドは反比例する。かつてはすぐ諦めていた筆者はいま1欠席を補うために教授に靴を舐めろと言われたら舐める。

 

これらが歴戦の単位を落としてきた男の「しなかったこと」である。

以上の苦い思い出を再現せぬよう学生の皆さんは是非とも参考にしていただきたい。