なぜ単位を落とすのか

大学には大勢の学生がいて彼らの生態は大きく二分される。

それは「単位取れてるやつ」と「単位を落とすやつ」である。救いようのない筆者は後者である事は言うまでもないが留年はマズイので必ず前者へならなければならない。

そこで自戒、そして学生諸君への警告の意も込めて主たる敗因をまとめたいと思う。

 

1.起きない

鉄板にして王道、クズ大学生の金字塔。意識がないのだから仕方ない。では済まない

「アラームはかけていた」

高校生までは朝から学校だったのにも関わらず大学生になった途端朝に起きる事が困難になる学生は後を絶たない。睡魔に対する大学生の戦闘力は3以下であり、たまたま必修が一限に入れば死の宣告。彼らは皆虚ろな意識の中で自分の中の天使と悪魔のワルツを見ることになる。

 

2.ガイダンスに出ない

長期休み明けで初回授業に出損ねる、というのはよく起こりうる現象だ。これをすると初めから不利になる。まず注意喚起しておきたいのが「単位が取りやすい」いわゆる楽単授業と呼ばれる崇高な存在が一定数ある。対照に「絶対に単位取らせる気がないだろ」という授業もあり授業の概要を知らねば手探りで地雷除去をするようなもの。せめて探知機ぐらいは持っておこう。

学生は出席の要らない授業と聞いた瞬間には初めて炎を発見した原始人のように踊り狂う。

 

3.諦める

出席が足りない、テストを受けれなかった、まだ諦めるには不十分。

 

「あきらめたらそこで試合終了ですよ」

 

スラムダンクの金言を思い出してほしい。まだ教授に直接商談を持ちかけていないのではないだらうか。救済の可能性は授業次第。しかしダメ元で聞くのはタダ。単位の足りなさとプライドは反比例する。かつてはすぐ諦めていた筆者はいま1欠席を補うために教授に靴を舐めろと言われたら舐める。

 

これらが歴戦の単位を落としてきた男の「しなかったこと」である。

以上の苦い思い出を再現せぬよう学生の皆さんは是非とも参考にしていただきたい。